「もう着る人はいないけれど、捨てるのはもったいない」
「母や祖母が大切にしていた着物だから、できれば誰かに使ってもらいたい」
そんなとき、選択肢のひとつになるのが着物の寄付です。着物や帯を受け入れているNPO法人や団体、アップサイクル事業者などがあり、寄付した着物は着付け体験に使われたり、必要な人へ届けられたり、新しい製品へリメイクされたりしています。
母や祖母から受け継いだ着物の中に、「もう家では着ないけれど、捨てるのはもったいない」というものがあれば、私自身も誰かに使ってもらいたいと思うタイプです。誰かに着てもらったり、リメイクしてもらったり、形はどうであれ、捨てるくらいなら必要な人の役に立ってほしいですよね。
ただ、どこにでも送れるわけではありません。寄付先によって、受け入れている着物の種類や状態、送料の負担、寄付後の活用方法は違いますし、以前は受け入れていても、今は受付を終了しているケースもあります。
また、価値が分からない着物なら、最初からすべて寄付してしまうのではなく、一度査定してから「売るもの」と「寄付・再利用へ回すもの」を分ける方法もあります。
この記事では、着物を寄付できる主な寄付先やサービス、選ぶときの確認ポイント、買取・処分との違いを分かりやすく紹介します。
着物は寄付できる|ただし寄付先によって条件が違う
不要になった着物は、寄付という形で次の人や活動へつなげることができます。
2026年9月26日時点で公式サイトを確認すると、NPO法人いろどり・みんなのみち、tadas、セカンドライフ、みとびらプロジェクトなどで、着物の寄付や再利用がおこなわれています。
ただ、「着物を寄付できる」といっても、そのあとの使われ方は同じではありません。
そのまま着物として再利用する団体もあれば、着付け体験や福祉活動に活用する団体、バッグや洋服などへアップサイクルする事業者もあります。そのため、寄付先を選ぶときは「着物を受け取ってくれるか」だけでなく、自分がどのような形で次につないでほしいのかまで考えると選びやすくなります。
また、「寄付したいけれど、この着物に価値があるのか分からない」という場合は、買取業者で査定してから判断する方法もあります。
たとえばザ・ゴールドでは、着物を査定したうえで、値段が付かなかった着物・帯について、買取りと同時に無償引取をおこなっています。引き取った着物は、ボランティア団体などへ寄付して再利用する取り組みをしているそうです。
着物を手放す方法は次のように分けて考えるといいと思います。
- 直接寄付する
- 査定して売る
- 査定後、値段が付かなかったものを条件に応じて寄付・再利用へつなぐ
- 再利用が難しいものを処分する
着物の状態や自分の希望によって、選べる方法はいろいろあります。
着物を寄付できる主な寄付先・サービス

着物の寄付先は、「どこが一番いいか」というより、何を重視するかで向いているところが変わります。2026年9月26日時点で公式情報を確認できた主な選択肢を整理すると、次のようになります。
| 寄付先・サービス | 主な特徴 | 費用・送料 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ザ・ゴールド | 査定後、値段が付かなかった着物・帯を買取りと同時に無償引取。寄付・再利用へ | 査定料・出張料等は無料 | 価値を確認してから売却・再利用を考えたい |
| NPO法人いろどり・みんなのみち | 着付け体験、福祉活動、リメイクなどに活用 | 送料は寄付者負担 | 活用方法が見える団体へ直接寄付したい |
| tadas | 寄付された着物をアップサイクル | 送付方法は事前問い合わせ | 着物を別の形に生まれ変わらせたい |
| セカンドライフ | 国内外でのリユースなどへつなぐ | 箱サイズ等に応じた料金あり | 着物以外の不用品も一緒に寄付したい |
| みとびらプロジェクト | 着物を新しい製品へ再生し、社会復帰支援にもつなげる | 公式案内では送料をプロジェクト側が負担 | リメイクや社会的な活動につなげたい |
料金や受付条件は変わることがあるので、申し込む前に、必ず各公式サイトで最新情報を確認してください。
価値が分からないなら「ザ・ゴールドで査定→買取・再利用」
「寄付したいけれど、そもそも価値のある着物なのか分からない」
そんな場合に考えやすいのが、最初に査定を受ける方法です。ザ・ゴールドでは、古い着物も査定対象としていて、査定料・出張料・キャンセル料は無料です。また、値段が付けられなかった着物については、買取りと同時に無償引取もおこなっています。
引き取られた着物は、着物のリユース活動をおこなうボランティア団体などへの寄付・再利用につなげられています。公式ページでは、劣化などで値段を付けられなかった着物・帯について、「成約した品と同時に無償で引取り」という条件も紹介されています。
なので、価値があるか分からない着物は、査定→値段が付けば売却→値段が付かないものは条件を満たせば無償引取→寄付・再利用、という流れで整理できます。
ザ・ゴールドのように、まず査定して、値段がつけば売却でき、値段がつかなかった着物も条件を満たせば無償で引き取ってもらえて、その先で寄付や再利用につながる、こういう仕組みは個人的にはかなりいいサービスだなと思います。
査定してもらって値段がつけば嬉しいですし、寄付という形で誰かの役に立つ可能性があるなら、値段がつかなかったとしても、なんだか嬉しい気持ちになりますよね。
ここで注意したいのは、ザ・ゴールドはNPOなどの「寄付先」そのものではなく、買取とあわせて、値段が付かなかった着物を再利用へつなぐ選択肢だということです。
最初から売却するつもりがなく、特定の福祉活動や着物文化の継承などを応援したい場合は、次に紹介するような団体へ直接寄付する方法が向いています。
ザ・ゴールドの着物買取について、口コミや査定の特徴、利用する前に知っておきたい注意点まで確認したい方は、こちらの記事も参考にしてください。

NPO法人いろどり・みんなのみち|着付け体験や地域福祉につなげる
NPO法人いろどり・みんなのみちでは、着物、浴衣、帯、和装小物などの寄付を受け付けています。寄付された着物は、幼稚園・保育園・学校などでの着付け体験、外国人向けの着物体験、和装小物へのリメイクなどに活用されているそうです。
特徴的なのは、寄付された着物をそのまま売却することはないと公式サイトで明記していることです。ただし、傷みなどで着物として活用するのが難しいものをリメイクし、小物などにして活動維持費のために販売する場合はあります。
多少の傷みについては修繕したり、端切れにして小物作りやワークショップへ利用したりする場合もあります。逆に、汚れがひどく使用できないものや、カビが発生しているものは対象外とのことです。
送料は寄付する側の負担で、着払いでは受け付けていません。「寄付した着物がどんな活動に使われるのかを知ったうえで送りたい」という人には、検討しやすい寄付先です。
tadas|着物を新しい製品へアップサイクル
「誰かに着てもらう」だけが、着物を次へつなぐ方法ではありません。富山県富山市八尾町のtadasでは、全国から着物の寄付を受け付け、アップサイクルしています。
公式サイトでは、正絹、ウール、男物、襦袢、帯などについて寄付専用フォームから問い合わせでき、問い合わせ後に送付方法が案内されるとのことです。店舗への直接持ち込みも受け付けているそうです。
寄付者へのお礼として、発送の場合は吾妻袋、店舗への持ち込みの場合は隣接カフェのコーヒーチケットも用意されています。
寄せられた着物を新しい製品へ生まれ変わらせる取り組みをしているので、「そのまま着る人が見つからなくても、生地や柄を活かしてほしい」という人に合った選択肢です。
セカンドライフ|着物を国内外でリユース
セカンドライフでは、晴れ着、振袖、紋付き袴、喪服、羽織、帯、和装バッグ、草履・下駄など、幅広い和装品を受け付けています。
ただ、破れているものやかなり汚れているものなど、次の人が気持ちよく使うことが難しい状態のものは受け付けていません。寄付された着物は仕分けされたあと、国内外でのリユースなどにつなげられているとのことです。
また、寄付された荷物の箱数に応じて、ポリオワクチン募金を行っているのも特徴です。寄付品がどのように活用されているのかを写真や動画、文章などで紹介する「寄付の見える化」にも取り組んでいるため、送ったものがその後どのように役立てられているのかを知りたい人にも分かりやすい仕組みになっています。
着物だけでなく、まだ使える古着やぬいぐるみ、食器などを同梱できるのも特徴です。
利用には箱のサイズなどに応じた料金が設定されていて、その中には宅配便の送料などが含まれます。料金は変わることがあるので、申し込み時に公式サイトで確認してください。
遺品整理や実家の片付けなどで、着物以外にも手放したいものがたくさんある場合には検討しやすいと思います。
みとびらプロジェクト|リメイクと社会復帰支援につなげる
みとびらプロジェクトでは、不要になった着物を活用した取り組みをおこなっています。公式サイトでは、着物のほか帯や反物も寄付対象として紹介されていて、多少のシミや傷があるものについても受け入れ可能としています。
寄付された着物は新しいアイテムへリメイクされ、販売イベントやオンラインショップなどを通じて販売されているとのことです。着物の再生と社会復帰支援を結びつけた活動であることも特徴です。
寄付する場合は、まずメールで着物の種類や枚数を連絡し、そのあと指定された住所へ発送します。公式案内によると、送料はプロジェクト側が負担しているそうです。
ただし、着物の寄付については2025年4月の公式記事で募集が案内されているものの、現在の公式サイトでは寄付ページへの入口がやや分かりにくくなっています。利用を検討する場合は、現在も受け付けているか事前に問い合わせて確認すると安心です。
「誰かにそのまま着てもらうこと」にこだわらず、着物の生地を新しい形で活かしながら社会的な活動にもつなげたい場合の選択肢になります。
着物の寄付先を選ぶときに確認したい5つのこと

寄付先を見つけても、すぐに箱へ詰めて送るのではなく、受付状況・対象品・状態・費用・寄付後の活用方法を確認しておきましょう。
寄付先を選ぶとしたら、私が一番気になるのは「本当に必要な人のもとへ届いているのか」というところです。
寄付って、送ったあとの流れが見えにくいぶん、「本当にちゃんと届いているのかな」という不安がどうしても残ります。それに、手続きが複雑だったり、細かい指定がいろいろあったりすると、正直ちょっと面倒に感じてしまうんですよね。
特に重要なのが、「今も受け付けているか」です。インターネット上には過去の情報も残っています。たとえばNPO法人もったいないジャパンは、現在の公式サイトでは着物について「受付対象外」としています。
検索すると過去の情報や古い紹介記事が見つかることもあるので、「〇〇なら着物を寄付できるらしい」と紹介記事だけを見て送らないことが大切です。
また、「着物OK」でも、帯や草履、バッグ、長襦袢まで受け付けているとは限りません。状態についても、多少のシミや傷みなら利用する団体がある一方、カビや強い汚れのあるものは受け付けない団体もあります。
もちろん、ひどいシミや汚れ、破れなど、明らかに使えない品物についての条件は当然だと思います。
ただ、生地の指定など細かい条件まであると、少しためらってしまいます。以前、着物ではなく洋服を処分しようと調べたことがあるのですが、そのときも「この時期はこの衣類は送れない」といった細かい指定があって、面倒に感じた記憶があります。
送料についても同じです。寄付者が負担するところ、サービス料金に送料が含まれるところ、受け入れ側が負担するところがあります。
私自身は、送料くらいなら自分で払ってもいいと思っているタイプです。無料で寄付するとはいえ、届いたあとには仕分けの手間がかかりますし、中には使えないものが混ざっていることもあると思います。
ただ、送料として極端に高い金額を求めてくるようなところは、少し考えてしまうかもしれません。
そして、意外と見落としやすいのが、寄付したあとにどう使われるのかです。そのまま誰かが着るのか、着付け体験に使われるのか、リメイクされるのか、販売されて活動資金になるのか。
同じ「寄付」でも、その先はかなり違います。大切な着物だからこそ、自分が納得できる使われ方かどうかまで確認して選ぶと、気持ちよく手放しやすくなります。
着物を寄付するときの基本的な流れ
寄付すると決めたら、まず候補となる団体やサービスの公式サイトで、現在の受付状況を確認します。
次に、自分が持っている着物や帯、和装小物が対象になっているか、シミ・カビ・破れなどについて受け入れ条件を満たしているかを確認します。事前連絡が必要な団体なら、いきなり発送せず、フォームやメールから問い合わせましょう。
受付可能だと確認できたら、指定された方法で梱包して発送します。送料を誰が負担するのか、着払いが使えるのかも発送前に確認してください。
実は以前、着物ではありませんが、それなりに高価なブランドの洋服をリサイクルショップに持ち込んだとき、ただ同然の金額しかつかなかったことがありました。
そのとき、「これなら売るより、必要な人に寄付したほうがいいのでは」と思って、寄付先を調べてみたんです。でも、思った以上に細かい指定があったことと、「本当にきちんと寄付されるのかな」という不安が拭えず、結局あきらめてしまいました。
ただ、これはあくまで一つの団体を見ただけの経験なので、それが理由だったのかもしれません。ちゃんと複数の団体を比較していれば、信頼できるところが見つかったかもしれませんし、実際、受付範囲を分かりやすく明記している団体もあったように思います。
「寄付だから、とりあえず送れば何とかしてもらえる」と考えないことも大切です。再利用できない状態のものを送ると、寄付先に処分の手間や費用を負担させてしまうことがあります。
次の人や活動で使える状態かという視点で確認してから送るようにしましょう。
寄付・買取・処分はどう使い分ける?

不要な着物が出てきたとき、必ず寄付を選ぶ必要はありません。大切なのは、その着物と自分の希望に合った手放し方を選ぶことです。
まだ十分使えて、「誰かに使ってほしい」「福祉活動や文化継承に役立ててほしい」という気持ちが強ければ、直接寄付が候補になります。
ただ、作家ものなのか、産地ものなのか、正絹なのかも分からず、価値を判断できない場合は、先に査定してもらう方法があります。
査定を受けたからといって、必ず売らなければならないわけではありませんが、価値を確認したうえで、金額に納得すれば売却し、納得できなければ手元に残す。あるいは寄付先を探すという選択もできます。
ザ・ゴールドのように、査定・買取と、値段が付かなかった着物の無償引取・再利用を組み合わせているサービスもあります。そして、カビや強い汚れ、著しい傷みなどによって再利用が難しく、寄付先にも受け入れてもらえない場合には、自治体のルールを確認して処分することになります。
まだ使えるなら寄付を検討し、価値が分からなければまず査定して、値段が付けば売却を検討する。値段が付かなければ寄付や再利用ができないか確認し、再利用が難しければ処分を検討する。この順番で考えると整理しやすくなります。
寄付だけでなく、売却や処分も含めて自分に合った方法を考えたいかたは、こちらの記事も参考にしてください。

価値が分からない着物は寄付する前に査定してもいい
「どうせ古い着物だから、値段なんて付かないだろう」
そう思って寄付を考えている人もいるかもしれません。ただ、見た目や古さだけで着物の価値を判断するのは簡単ではありません。作家や産地、素材など、自分では分からないこともあります。
特に、母や祖母から受け継いだ着物や、実家のタンスからまとめて出てきた着物では、「何の着物なのか分からない」ということも珍しくありません。そんなときは、寄付する前に一度査定してもらうのもひとつの方法です。
査定の目的は、必ずしも「高く売ること」だけではありません。手放す前に、その着物にどのような価値があるのか確認するために利用することもできます。価値が分かれば、売るのか、残すのか、家族に譲るのか、寄付するのかを改めて考えられます。
寄付する前に「この着物はいくらくらいになるんだろう」と気になった方は、こちらの記事も参考にしてください。着物の種類ごとの買取相場や、査定額が変わるポイントを紹介しています。

ザ・ゴールドでは、査定金額に納得できない場合はキャンセルでき、出張料・査定料・キャンセル料は無料とのことです。
さらに、値段が付かなかった着物についても、買取りと同時に無償引取の案内があるので、「価値があるものまで知らずに手放したくない」「でも、値段が付かなかった着物もできれば捨てたくない」という場合には検討しやすい方法です。
まずは価値を確認してから、その着物に合った次の行き先を考えてみてください。
一度査定してからを決めたい方は、着物買取業者の選び方も確認しておくと安心です。こちらの記事では、目的に合わせた買取業者の選び方を比較しています。

着物の寄付についてよくある質問
汚れやシミがある着物でも寄付できる?
寄付できるかどうかは、寄付先によって違います。
たとえば、NPO法人いろどり・みんなのみちでは、傷みのある着物を修繕したり、端切れとしてリメイクに利用したりする場合がありますが、汚れがひどく使用できないものやカビが発生しているものは対象外です。みとびらプロジェクトでは、多少のシミや傷がある着物も寄付対象として紹介しています。一方、セカンドライフでは、かなり汚れているものや破れているものなど、次の人が気持ちよく使うことが難しい状態の着物は受け付けていません。
そのため、「少し汚れているから寄付できない」「古いから大丈夫」と一律には判断できません。状態が気になる場合は、発送する前に寄付先へ確認しましょう。
帯や和装小物も寄付できる?
帯や和装小物を受け付けているところもあります。NPO法人いろどり・みんなのみちでは、帯、腰紐、帯紐、草履、足袋、髪飾りなど幅広い和装品を受け付けているとのことです。セカンドライフでも、帯、和装バッグ、草履・下駄などを寄付対象として案内しています。
ただ、寄付先によって対象品は違います。着物と一緒に帯や小物も整理したい場合は、ひとまとめにして送る前に、それぞれが寄付対象になっているか確認してください。
着物は無料で寄付できる?
「寄付=無料」とは限りません。
寄付先によっては送料を寄付者が負担します。また、送料などを含めたサービス料金が設定されている場合もあります。一方、みとびらプロジェクトのように、現在の公式案内で送料をプロジェクト側が負担しているところもあります。
着物を無料で手放したいことが第一の目的なら、寄付だけでなく、買取や無償引取も含めて比較した方がいいでしょう。ザ・ゴールドの場合は、着物の査定料・出張料・キャンセル料は無料で、値段が付かなかった着物については、買取りと同時に無償引取をおこなっています。ただ、これは寄付品だけを無料で回収するサービスではありません。
「寄付したい」のか、「費用をかけずに手放したい」のか、「価値を確認してから手放したい」のかで、選ぶ方法は変わります。
寄付した着物はどうなる?
寄付した着物の行き先も、寄付先によってさまざまです。
NPO法人いろどり・みんなのみちでは、着付け体験や和装小物へのリメイク、福祉活動などに活用されています。tadasでは、着物を新しい製品へアップサイクルしています。セカンドライフでは、寄付された着物を仕分けして国内外でのリユースなどにつなげています。みとびらプロジェクトでは、着物を新しいアイテムへ生まれ変わらせ、販売などを通じて活動へつなげています。ザ・ゴールドで無償引取された着物については、ボランティア団体などへの寄付・再利用がおこなわれているとのことです。
「寄付したあとのことは気にしない」という考え方もありますが、思い入れのある着物ほど、その先が分かることが寄付先を決める判断材料になることもあります。
まとめ|寄付は、着物を次につなげる選択肢のひとつ
着物の寄付先には、そのまま着物として活用する団体もあれば、着付け体験や福祉活動につなげる団体、新しい製品へアップサイクルする事業者もあります。どこか一つが正解というわけではなく、自分がどんな形で着物を次につなげたいかによって、向いている選択肢は変わってきます。
大切なのは、「寄付できる」という情報だけで決めず、対象品・状態・送料・寄付後の活用方法まで、現在の公式情報で確認することです。過去の紹介記事がそのまま今も当てはまるとは限らないので、申し込む前に一度、公式サイトをのぞいてみてください。
さきほども、私自身が以前ブランド品の洋服を寄付しようとして、細かい指定に戸惑い、結局あきらめてしまったという話をしました。ただ、それは一つの団体だけを見た結果だったので、ほかも探していれば、もっと合うところが見つかったかもしれません。
一つの寄付先で難しそうでも、そこであきらめず、ほかの選択肢も比べてみる価値はあると思います。
そして、価値が分からない着物は、寄付する前に一度査定してもらう方法もあります。ザ・ゴールドのように、査定して値段が付けば売却でき、値段が付かなかった着物も条件を満たせば無償で引き取ってもらえて、そのあと寄付や再利用につながる仕組みもあります。
値段がついてもつかなくても、誰かの役に立つ形につながるなら、それだけで気持ちが軽くなりますよね。
「寄付」「買取」「処分」のどれか一つに決めつけず、着物の状態と自分の気持ちに合わせて、無理なく手放せる方法を選んでみてください。

