「家の近くにブックオフがあるけど、着物も買い取ってもらえるのかな?」
本やゲーム、洋服なら売ったことがあっても、着物となると「持って行っていいのかな」と迷いますよね。
結論から言うと、ブックオフでも着物は売れます。ただ、着物を買い取っているのは一部の店舗だけです。どのお店でも引き受けてくれるわけではないので、持ち込む前に、そのお店が着物を扱っているかを確かめておく必要があります。
正直に書くと、私もこの記事のために調べるまで、ブックオフで着物を売れるとは思っていませんでした。
昔はよく漫画やゲームを探しに通っていましたが、私が行ったことのあるお店では、着物が並んでいるのを見たことがなかったからです。私の中のブックオフは、ずっと「本とゲームとCDのお店」でした。
ただ、着物をどこで売るかは、近くのお店で手軽に片づけたいのか、それとも価値をきちんと見てもらいたいのかで変わってきます。母や祖母から譲り受けた着物や、作家物かもしれない着物なら、ブックオフだけで決めずに、着物買取の専門業者にも相談してから売るのがおすすめです。
この記事では、着物を売れるブックオフの探し方から、買取価格の考え方、持ち込みの流れ、専門業者との違いまで、売る前に知っておきたいことをまとめました。本を何度もブックオフに売ってきた私の体験も、ところどころでお話しします。
- 着物を買い取ってもらえるブックオフの探し方
- 着物の買取価格はどう決まるのか
- 持ち込みから査定、売却までの流れ
- ブックオフと着物買取の専門業者の違い
- 古い着物や、値段がつかなかった着物の扱い
ブックオフで着物は売れる?買い取っているのは一部の店舗だけ
ブックオフと聞くと、本やCD、ゲームの買取を思い浮かべる方が多いと思います。でも実は、洋服やブランド品、着物まで扱っているお店もあります。
ここで気をつけたいのが、着物はすべてのブックオフで買い取っているわけではないということです。

着物を買い取っているお店と、扱っていないお店がある
ブックオフでは、一部の店舗で着物の買取をしています。店舗情報を見ると、取扱商品に「着物」と載っているお店があります。
ただ、BOOKOFF SUPER BAZAARのような大型店でも、どこでも買い取っているとは限りません。「洋服も扱っているから、着物もいけるはず」と思って、そのまま持ち込むのはおすすめしません。ブックオフでは、着物は洋服とは別の商品として案内されているからです。
持ち込む前に、行く予定の店舗が着物の買取に対応しているか、確認しておくと安心です。
思い返すと、昔ブックオフに通っていたころも、旅行先や出かけた先のお店に寄ると、置いてあるものの傾向がずいぶん違っていました。たまに掘り出し物が見つかるのが楽しみだったのですが、それだけお店ごとに個性があるということでもあります。着物の買取も、同じブックオフだからどこでも同じ、とは考えないほうが安心です。
近くのブックオフで着物を売れるか確かめる方法
せっかく着物を持って行ったのに、「うちでは買い取れないんです」と言われたら困りますよね。着物は何枚かまとめると重くなりますし、また持ち帰るのも大変です。
なので、持ち込む前に、次の順番で確かめておきましょう。
- ブックオフ公式サイトの店舗検索で、近くのお店を探す
- お店の詳細ページを開く
- 「取扱商品」の「売りたい商品」に、着物が入っているかを見る
- 念のためお店に電話して、着物の買取ができるか聞いておく
お店のページでは、「売りたい商品」と「買いたい商品」が分かれていることがあります。着物を販売しているお店でも、買取までしているとは決まっていないので、ここは見間違えないようにしたいですね。
取扱いの状況が変わっていることもあるので、電話では「着物の買取をお願いしたいのですが、今も受け付けていますか?」と聞いておくと確実です。古い着物や帯もいっしょに持ち込みたいなら、そのときに相談しておきましょう。
宅配買取で着物を送ることはできる?
ブックオフには、家から品物を送って査定してもらう宅配買取もあります。ただ、着物は宅配ではなく、お店への持ち込みで考えておきましょう。
公式オンラインストアの宅配買取では、洋服は指定のブランドだけが対象で、着物を売りたい場合は店舗を使うよう案内されています。段ボールに着物を詰めて、そのまま送ってしまわないように気をつけてくださいね。
出張買取は、一部の地域向けのサービスなら、着物や和装小物も買取の対象になっています。
ただ、利用できる地域や取り扱う品物には条件があるので、近所のブックオフでも頼めるとは限りません。使ってみたい方は、まず対応しているか直接問い合わせてみてください。
お店まで運ぶのが大変で、できれば家から着物を送りたい方は、着物買取の専門業者が行っている宅配買取も選択肢になります。
着物を宅配で売れる業者や、送料・返送料の違い、申し込む前に気をつけたいことをこちらの記事にまとめています。

ブックオフで着物を売るといくらになる?買取価格の考え方
着物を売るとき、やっぱりいちばん気になるのは金額ですよね。「ブックオフだと何百円くらい?」「昔は高かった着物でも買い取ってもらえるの?」と気になっている方もいると思います。
ただ、ブックオフで着物を売ると、いくらになるかは見てもらうまで分かりません。

着物の買取価格は、決まった金額があるわけではない
ブックオフでは、衣類などの買取価格は、品物の状態やお店の在庫状況などで変わるため、公式サイトに一律の価格表を載せていません。着物についても、全国共通の具体的な買取価格表は、今回は見つけられませんでした。
なので、「振袖なら必ず○円」「古い着物は一律○円」といった金額は、ここでは紹介しません。
着物の価値は、種類や素材、状態、作家、産地などによって変わります。正絹の着物や証紙が残っている着物、作家物かもしれない着物などは、価値を確かめないまま手放すのはもったいないと私は思います。
もちろん、そうした着物が必ず高く売れるわけではありませんが、買ったときの値段も分からず、どんな着物なのかもはっきりしないなら、一度着物にくわしいお店で見てもらってから決めるほうがいいと思います。
「高かったもの」が高く売れるとは限らない、と知った体験
ここで、私がブックオフに本やDVDを売っていたころの話を少しさせてください。
本をよく読むので、部屋の本棚に入りきらなくなった本を段ボールにしまっていたのですが、それがかなり場所をとっていました。そこで、段ボール2箱分をまとめてブックオフに持って行ったことがあります。買取金額は、2箱で2,000円に届かないくらいでした。
それでも、場所をとっていた本が少しでもお金になったので、私は満足していました。比較的新しくて人気のあるゲームソフトには、けっこういい値段がついたこともあります。
驚いたのは、有名アーティストのライブDVDを売ったときです。買ったときはそれなりの値段だったのに、査定額はほとんどタダのような金額でした。そのとき、「買ったときの値段と、売るときの値段はまったく別なんだな」と実感しました。
着物も、きっと同じだと思います。何十万円もした着物でも、今の需要や状態によっては、思ったほどの金額にならないことがあります。大事なのは、その金額になぜそうなったのかを聞いたうえで、自分が納得できるかです。本やDVDならあまり気になりませんでしたが、思い入れのある着物なら、私は値段の理由までちゃんと聞きたいと思います。
査定額が安かったら、その場で売らなくてもいい
ブックオフでは、見積もりだけの利用もできます。公式のアパレル買取の案内でも、査定金額に納得できない場合はキャンセルできると書いてあります。
なので、金額を聞いて「思っていたより安いな」と感じたら、無理に売らなくても大丈夫です。
ここで気をつけたいのが、「せっかく運んできたから」という理由だけで、売るかどうかを決めてしまうことです。着物を何枚もお店まで運ぶのは大変ですし、また持ち帰るのは面倒ですよね。
でも、大切な着物ほど、その場で売ってあとで後悔するより、いったん持ち帰って考えたほうがいいこともあります。売る手続きが終わった品物は、基本的に返してもらえません。
少しでも迷う着物は、金額を聞いてから売るかどうかを決めましょう。
ブックオフに着物を持ち込むメリットと、気をつけたいこと
ブックオフのいいところは、身近なお店で、いらなくなったものを気軽に整理できることだと思います。ただ、着物の場合は、本や洋服とは少し事情が違います。
手軽さだけで決めてしまわないように、いいところと気をつけたいところを、両方見ていきましょう。
「ちょっと寄って聞いてみよう」と思える気軽さ
私にとってのブックオフは、ふらっと立ち寄れる場所です。「ちょっと寄って聞いてみよう」と思える気軽さが、いちばんの魅力だと思います。
着物の専門店だと、慣れていないと少し緊張しますよね。何を聞けばいいのか分からなかったり、「売らずに帰ったら悪いかな」と気をつかってしまったり。その点、いつも行っているお店なら、気負わずに相談しやすいと思います。
本を売りに行ったときも、お店の方の対応にずいぶん助けられました。段ボール2箱を車に積んで行き、レジで「段ボールごと運び込んでもいいですか?」と聞いたら、「お手伝いしますよ」と車までついて来てくれて、重い箱を一つずつ運んでくれたんです。台車も使わずに運んでくれて、今でも感じのいい方だったなと覚えています。
査定も、2箱分なので時間がかかるかなと思っていたら、3人がかりで見てくれて、10分か20分ほどで終わりました。待っているあいだは店内で本を読んでいたので、あっという間でした。
ただ、これは本を売ったときの話です。重い荷物を運ぶ手伝いをしてもらえるか、査定にどのくらい時間がかかるかは、お店や混み具合によっても違うと思います。着物を持ち込むときは、こうした点も事前に聞いておくと安心です。
近くのお店で、ほかの不用品といっしょに整理しやすい
ブックオフは、本やゲーム、洋服、雑貨など、いろいろな品物を扱っています。着物を買い取っているお店なら、ほかの不用品を整理するついでに、着物の査定も相談できるのは便利ですよね。
たとえば、実家を片づけていたら、読まなくなった本や使わない品物といっしょに、着物が出てきた場合などです。何軒もお店を回るのは大変ですし、「できるだけまとめて片づけたい」と思う方も多いと思います。
ただ、取扱商品はお店ごとに違うので、持ち込みたいものを全部買い取ってもらえるわけではないので注意が必要です。
持ち込む前に、受付の方法や必要なものも確かめておこう
着物を売ると決めたら、本人確認書類も忘れずに持って行きましょう。ブックオフの店頭買取では、受付のあとに品物を査定して、金額に納得できれば、本人確認などの手続きをして代金を受け取る流れです。

基本的な流れは、次のとおりです。
- 着物を買い取っているお店か確かめる
- 着物と本人確認書類を持って行く
- 買取カウンターで査定を申し込む
- 査定額を聞く
- 金額に納得できれば売る
品物が多いときや、お店が混んでいるときは、査定に時間がかかることもあります。本人確認に使える書類や、受付の時間も見ておくと安心です。
「この日にまとめて片づけたい」と予定を立てている方ほど、前もって電話しておくと、むだ足にならずにすみます。
大切な着物ほど、値段だけで決めない
着物を売るときに私が大切だと思うのは、「その金額なら、納得して手放せるか」ということです。
同じ着物でも、何年も使っていないものと、家族の思い出が詰まったものとでは、手放すときの気持ちが違いますよね。たとえば、母や祖母が大切にしていた着物。もう着る機会がなくても、見るとそのころのことを思い出すような一枚なら、金額だけでは簡単に決められない方もいると思います。
そういう着物は、無理にその日のうちに売らなくても大丈夫です。価値が分からなければ、専門業者に相談してから考える方法もあります。
反対に、思い入れが少なくて、この先も使わないと決めている着物なら、手軽に整理できることを優先してもいいと思います。どちらが正解ということではなく、自分が納得して手放せる方法を選びたいですね。
ブックオフと着物買取の専門業者、どちらで売るのがいい?
「ブックオフで売れるのは分かったけど、着物専門の買取店とどっちがいいの?」
ここが、いちばん迷うところかもしれません。
先に結論を言うと、手軽に整理したいならブックオフも候補になりますが、着物の価値をくわしく知りたいなら、専門業者とも比べてみるのがおすすめです。とはいえ、専門業者なら「必ず高く売れる」というわけでもありません。

まずは、それぞれの違いを見てみましょう。
| 比べるポイント | ブックオフ | 着物買取の専門業者 |
|---|---|---|
| 着物の買取 | 一部のお店だけ | 着物をおもに扱っている業者がある |
| 買取の方法 | 着物を扱うお店への持ち込みが基本 | 業者によって出張・店頭・宅配など |
| 相談できること | 買い取れるか、査定額はいくらか | 種類・産地・作家・査定額の理由など |
| まとめて整理 | ほかの品物もいっしょに売りやすい | 着物や帯をまとめて相談しやすい |
| 気をつけたいこと | お店ごとに取扱いの条件が違う | 業者ごとに買取方法や条件が違う |
※専門業者のサービス内容や査定のしかたは、会社ごとに違います。どの会社でも同じ対応を受けられるわけではありません。
ブックオフが向いている人
ブックオフは、次のような方に向いていると思います。
- 近くに、着物を買い取っているお店がある
- 使わなくなった着物を整理したい
- 本や洋服などもいっしょに売りたい
- まずは気軽に査定額を聞いてみたい
- 着物を持ち込むのが、それほど負担にならない
特に、手放すことをもう決めていて、まずは売れるかどうかを確かめたい方には使いやすい方法です。
ただ、お店まで運んだからといって、必ず値段がつくとはかぎらないので、査定額に納得できなかったときは、持ち帰ることも考えておきましょう。
着物買取の専門業者が向いている人
反対に、次のような方は、着物買取の専門業者も考えてみてください。
- 作家物や産地物かもしれない着物がある
- 証紙が残っている着物を売りたい
- 母や祖母から譲り受けた、大切な着物がある
- 着物の種類や価値を、くわしく聞きたい
- 何枚もあるので、出張買取を使いたい
- 査定額が安かったときに、その理由も知りたい
ここまで「ブックオフの気軽さはいいところ」と書いてきましたが、もし自分の着物をどこに見てもらうかと聞かれたら、私はブックオフには持って行かないと思います。
どうしても本やゲームのお店というイメージが強くて、着物にどこまでくわしいのか分からないからです。私なら、着物を専門に扱っているところで、いろいろ話を聞いてから売りたいと考えています。
もちろん、これは私の感じ方です。着物の価値が分からないときは、「古いから安いだろう」「もう誰も着ないから価値はないはず」と、自分で決めつけないことも大切です。専門業者でも、査定額は会社や着物の状態などによって違いますが、着物について相談しながら売り先を選べるのは心強いところです。
ブックオフのようなリサイクルショップと、着物買取の専門店では何が違うのか。もう少しくわしく比べたい方は、どんなお店に着物を見てもらうといいのか、選ぶときのポイントをこちらにまとめています。

自分で持ち込みたいなら、着物の専門店も選択肢に
「できれば自分でお店に持って行って、直接話を聞きたい」という方もいると思います。その場合は、ブックオフだけでなく、着物を扱う専門店の店頭買取も比べてみてください。
お店によっては予約が必要だったり、査定に時間がかかったりすることもあるので、持ち込む前の確認は欠かせません。でも、対面なら、気になったことをその場で質問できます。査定額だけでなく、着物のことをくわしく聞いてから決めたい方には、こちらの方法も合っていると思います。
着物をお店に持ち込みたいけれど、どこを選べばいいか分からない方へ。持ち込み買取のいいところや気をつけたいこと、お店の選び方を、こちらでくわしく紹介しています。

ブックオフで着物を売る前によくある疑問
最後に、ブックオフへ着物を持ち込む前に気になりやすいことをまとめました。
古い着物や、シミのある着物も買い取ってもらえますか?
古い着物だからといって、必ず買い取ってもらえないわけではありません。ただ、買い取れるかどうかは、お店の取扱いの条件や着物の状態によって変わります。
シミやカビ、虫食いなどがある着物は、持ち込む前にお店に聞いておきましょう。「古いけれど、もしかしたら価値があるかも」と感じる着物なら、専門業者に相談する方法もあります。
汚れがあっても、査定の前に無理に洗ったり、シミを落とそうとしたりしなくて大丈夫です。
帯や和装小物も、いっしょに持ち込めますか?
帯や和装小物を扱っているブックオフもあります。たとえば、着物の買取をしている一部のお店では、和装小物も買取の対象にしています。
ただ、着物を扱っているお店すべてが、帯や和装小物まで買い取っているとは決まっていません。帯や帯締め、帯揚げ、草履などもいっしょに整理したいときは、何を持って行くつもりかを伝えておきましょう。
値段がつかなかった着物は、どうなりますか?
ブックオフのアパレル買取では、値段がつかなかった品物を無料で引き取って、リユースやリサイクルにつなげる取り組みがあります。ただ、着物も必ず無料で引き取ってもらえるとは決まっていません。お店ごとに取扱いの条件があるので、買い取れなかった着物を引き取ってもらえるかは、事前に聞いておきましょう。
また、値段がつかなかったからといって、すぐに手放さなくても大丈夫です。思い入れのある着物や、まだ使えそうな着物なら、一度持ち帰って家族と相談するのもいいと思います。「売れなかったらどうするか」まで考えておくと、査定の結果を聞いたときも落ち着いて決められます。
まとめ|ブックオフでも着物は売れる。でも、納得できる売り先を選ぼう
ブックオフでは、一部のお店で着物を買い取っています。近くにそうしたお店があれば、いらなくなった着物を持ち込んで査定してもらえるのは便利ですよね。
私自身、本を売っていたころは、ブックオフの気軽さと、お店の方の親切さにずいぶん助けられました。その一方で、高かったDVDがほとんど値段にならなかった経験から、「買ったときの値段と売るときの値段は別もの」ということも学びました。
着物を売るときは、手軽に整理できるかどうかだけでなく、その金額で納得して手放せるかどうかも大切です。価値が分からない着物や、家族の思い出が残る着物なら、ブックオフだけで決めずに、着物買取の専門業者にも相談してみてください。
近くのお店で気軽に売りたいのか、着物の価値をしっかり見てほしいのか。自分が何を大切にしたいかを考えながら、後悔のない手放し方を選んでくださいね。
専門業者も比べてみたいけれど、どこにお願いすればいいか迷う方は、こちらも参考にしてみてください。着物買取業者の口コミやサービスの特徴を調べて、目的別に合うお店を比べています。


